2022年度 第55回日本女子オープンゴルフ選手権開催へ

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紫カントリークラブすみれコースは1961年に開場した。 原設計は小林英年、7,070ヤードのすみれコースは長大さで関東屈指の難コースとなったが、1番ホールのライオンに始まって18番の鹿で終わるティーイングエリアわきの動物像も評判になった。太平洋美術会・今里龍生の作である。さらにもうひとつ、むらさきの頭文字「M」の線が強調されたハウスはいまも異彩を放つ。

そんな難コースが開場50周年を前にして、2010年に改造されまた話題を呼んだ。
改造設計はダミアン・パスクーツォとツアープロ、スティーブ・ペイトの人気設計家チームによるものである。
改造の狙いはプロのトーナメント、アマの公式競技の開催も視野にいれたものだ。
これまでの期間、すみれコースは素材十分であったが、プロトーナメントなど過度な露出を控える傾向にあった。

2020年に3つ目のメジャー、日本オープンゴルフ選手権が開催された。新型コロナウイルスが猛威を振るい、直前まで開催が危ぶまれた本大会は、有料入場化となって以来初の無観客開催となった。
日本中のゴルフファンの目はテレビを通し、すみれコースに注がれ、選手も最高のプレーで観るものを魅了した。
この歴史的大会を開催したことで、ゴルファーの脳裏にすみれコースが強烈に刻まれたことは言うまでもない。

2021年開場60周年を経て、2022年日本女子オープンゴルフ選手権へと舞台は切り替わる。
昨今の女子プロゴルファーの活躍は目覚ましく、まさしく最盛期といえる時代。
日本オープンの興奮冷めやらぬこのときに、再びすみれコースは注目を浴びることとなる。

すみれコースの進化は止まらない。

日本女子オープンの歴史

日本女子オープンへの道のり